CH-47J体験飛行 |
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先日ブログに書いたように行って来ましたヘリの体験飛行! 場所はもちろん近所の入間基地。 乗せて頂いたヘリはCH-47Jというタンデムローターの大型ヘリ。 設計はとても古くかれこれ半世紀も前の物ですし 航空自衛隊へ導入したのも四半世紀前ですがとても優秀な輸送ヘリで 後継機の開発さえ未だにないほどです。 今年は震災で人命救助をしたり、物資を運んで大活躍したり そしてなにより原発を冷却するため水を撒きに行って TV等にたくさん露出したので皆さんも一度は目にしたことあるはずですよね。
TOMOもヘリ自体に乗ったことがないので非常に楽しみにしていました。 今回は知り合いの方から融通して頂き友人を誘い搭乗して来ました。
まず現地に着くと万が一の際の身元証明のため 書類にサインや捺印をしました。 そしてこれを渡されました。

認識票です。 よく戦争映画とかで兵士が首から下げてるあれです。 そして簡単な飛行ルート等の説明や FODと言われる異物の混入。 今回はエンジンへの異物の吸入による損傷について注意を受けます。 このFODについて航空従事者は口をすっぱくして日頃から注意を受ける とても重要な事柄の一つでエンジンへの吸入ダメージの他に 機体内に工具を置き忘れたりした場合どこかへひっかかってしまい 飛行中に重大な症状を出すなんてことも含まれます。 今回の場合は持ち物や帽子等の身に着けているものが エンジンへ吸い込まれない様に注意を受けたわけです。 さて説明を受けたらいざ搭乗となるのですが待っている間に写真をパチパチ…


消防車かっこいいねぇ~ こちらも原発を冷却するために活躍した消防車とおそらく同様の型だと思うので やっぱり見たことあるのではないでしょうか? 真の縁の下の力持ちって感じですよね。 そしてエプロンは航空際などと違い人もいないので ただだっだっ広いですねぇ~


そして今回TOMOが乗せて頂いたヘリがこちらです。 2枚目はエンジンノズルのアップです。 模型作る人はこういうの好きでしょ? 焼け具合がステキだよねぇ~ そして前方にある網はさきほど説明したFOD防止のための物…

機内へはお尻にあるAFTカーゴドアを開いて乗り込みます。 めちゃめちゃローターの風がすごくて立ってるだけで飛ばされそうになります。 もちろん音もローターのパタパタ音とエンジンンの音しか聞こえません。 直接の会話なんて耳に口つけなきゃまず無理。 上の写真は入り口周辺から見たものです。 配管や電線がいっぱいですねぇ~
みんながヘリへ乗り込むと左右の赤い座席に座りシートベルトを締め ローターの音がものすごいので耳を守るため耳宛を付ける様に指示されますが 会話は聞こえないのでもちろん身振り手振りw

離陸! てか知らない内に浮いていましたw なんて表現したらいいのかわかりませんがバスが激し目にゴトゴト揺れている感じ? その程度の感覚で浮遊感も少なくて本当に気が付けば浮いていたって感じです。 やっぱりタンデムローターだし大型のヘリだから安定感半端ないんでしょうね。 でもまったく予想外でもうちょっと浮遊感とかあると思った… 写真はコパイロット席後ろのドアの丸窓から管制塔を撮影したものです。

計器がずらっと並んだコクピット。 上方にはサーキットブレーカーなんかがあります。 パイロットの正面には飛行に直接関係のある計器類が配置してあり 左と右のコクピットで違う物が映し出されているのがHHSIだったかな? 周りのボタンでいろいろ切り替えられて方位や姿勢などを映し出します。 右は地図が写ってるみたいだよね。 真ん中の黄色と黒の縞々のところは消火器のスイッチ。 その斜め左下辺りの小さな四角のボタンみたいのが並んでるのが警告灯。 その右がENG関係の計器類です。 オレンジ色の文字が映し出されてるのがCDNUでパソコンみたいなもんかな? あとその下が無線関係とかそんな感じだったはず。 この辺りは特に珍しい物でもないので問題ないはず。

パイロット座席の後ろ(キャビンの前方)にあるのが電気関係の機器が搭載されています。 無理を言ってカバーを外して頂き撮影させて頂きました。 無線機や敵味方識別の機器そしてメインのコンピューターなんかがあります。 各機器には揺れや衝撃緩和のためのマウントが付いています。 電線などがたくさんクランプされているのはコスレによるダメージを防止するためです。
通路を挟んだ反対側(右方)にはロッド類が入っていて ローターに操縦桿からの動きを伝えています。 エンジンから前のローターへ動力を伝えるためのシャフトは天井のさらに上にあります。

ランプエリアの右方。 ここにも計器類があったりします。

キャビンンの真ん中辺りにあるホイストを操作するためのスティクですね。 ホイストってなんて言えばいいのかな?クレーン? 天井にモーターが付いていて床のパネルを開けて ここからいろんな物を宙吊りにしちゃうわけですね。 よっ!この力持ち!

友人はトゥループコマンダーらしき方にヘルメットを被せてもらったみたいw バイザーまで下ろしちゃってw

空撮としま園! いっぱい写真撮りましたけどどうにもガスってて遠くは綺麗に写りませんでした。 飛行高度は600メートル程度だったらしいので 建物とか小さくなり過ぎずに良く見えますねぇ~ プールは終わってしまったのか水着のお姉さんが見れなくて残念! って小さくて絶対見えないよねw

おっ随分高度が降りてきたな… そろそろおしまいかな?と思っていると…

着陸! 着陸時もそんなに衝撃がなくて大型車に乗っている時に感じる程度なんですよね。 飛行機よりぜんぜんソフト。 頭ではわかっはいるんだけど空を飛んでるって思うとやっぱり不思議w


降りてからもバイバイしてくれるサービス満点のコパイロットさん。 およそ20分程度のフライトでしたがすごく楽しかったです。 大型ヘリなんて早々乗れるものじゃないですし一生の思い出になりました。 実際に自分が乗ってみるとすごく身近に感じますので またこれから見る時に印象が変わるんだろうなぁ~ また機会があれば乗せて頂きたいです。
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【2011/09/11 06:26】
飛行機
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